うつ・自律神経失調症について学ぶ 初級講座【6】自律神経失調症やうつって病気なの?

自律神経失調症やうつは、病気だとか病気じゃないですとか、色々と議論される時があります。本人的には病気と言われると、少々カチンときたり、ヘコム人もいます。

自律神経失調症ナビのサイト管理者の鈴木の見解ですと、病気とは違うような気がします。
なぜなら、人間の体はバイオリズムがあり、興奮しやすい=やる気が出やすい時期と、興奮しにくい=やる気が出ない(うつっぽい)時期があります。
そのバイオリズムの触れ幅が大きくなったり、もしくは全体のバイオリズムが下がっていたり(ウツっぽい状態)上がっていたり(躁状態=ハイテンション)しているだけなのです。
これは性格なども起因しますので、「ドコからドコまでが正常です」とは言い切れないところもあります。

ですから「病気」と言うより、むしろ「その人の状態」に近いと思います。体温が低い人もいるし高い人もい明日。生まれつき元気な人もいるし、病気がちな人もいますので、個人差があります。意欲や関心度といったもにはとくにそうですね。
まぁ、それを病気と言うなら病気と言うのでしょうけど、そんなコトはホントはどうでもいいことなので、議論しても始まりません。

ただ、日本の病院では、病気でないと保険が使えません。ですからその人に病気のところを探して、カルテに書かくことになります。そうしないとお医者さんは、薬も出せなくなります。
自律神経失調症は、正式な病名と定義されていません。あくまでも体の「状態」を指します。病名は、症状のことを言います。たとえば自律神経失調症で過敏性大腸炎になっていたら、過敏性大腸炎が病名になります。
自律神経失調症のために大腸炎になっているようだったら、大腸炎のためのクスリを出すところがほとんどです。それにプラスされて安定剤などのクスリを出すところが多いようです。

結論を言うと、私の考えでは、自律神経失調症やうつはあくまでも「状態」だと思っています。しかし、そんなことを議論するくらいならもっと建設的なことを議論した方がいいので、「病気だ」と言う人がいてもそれはそれでいいと思います。

うつナビゲーター 鈴木直人

うつナビゲーター 鈴木直人