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当サイト執筆者 鈴木直人の渋谷区上原にある分院。
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最新コラム ⇒ 地震・余震の不安のコントロール

自律神経失調症・うつ病の初級講座1

自律神経失調症・うつ病の存在意義

あなたが自律神経失調症やうつ病になったには、おおきな理由があるのです。
あなたが自律神経失調症うつ病になったのは、あなたの体を生かすためなのです。そうです、生き残るために。 あなたがそれ以上がんばると、生きるための体が保てないのです。

例えば、家であなたが電子レンジを使いながら、電気ポットでお湯を沸かし、さらにドライヤーを使い始めると、電気のブレーカーがバチンと落ちます。
これは電気の量を使いすぎて、このまま使っていると電気製品を全部壊してしまう可能性があり、さらに漏電して火事が起きてしまうのを防いでいるのです。

あなたの体にもこれと同じことが起きているので。
このままがんばり続けると、あなたはヘタをすると死んでしまいます。
それを体は、ブレーカーを落としてあなたに知らせているのです。

電気のブレーカーが落ちたら、何かスイッチを切ってから、ブレーカーを上げますよね。でも体のブレーカーが一回ぐらい落ちても、あなたは「がんばり」スイッチを一つも切らなかったと思います。中には「もっともっと」がんばった人もいるかと思います。

ですから自律神経失調症やうつ病は、あなたの脳のブレーカーを落として、あなたを死なないようにしている状態なのです。
これが自律神経失調症やうつ病の存在する理由なのです。
自律神経失調症やうつ病にならなかったら、あなたはきっと、死ぬまでがんばり続けてしまうでしょう。
あなたの自律神経失調症やうつ病は、あなたが死んでしまうことを阻止ししてくれているのです。
ですから正常な機能を持っている人間でしたら、自律神経失調症やうつ病は誰にでも起こりえることです。
とくにガンバリ屋さんには…。
まれにがんばり通して、若くして過労死や突然死してしまう方もいます。

自律神経失調症やうつ病のあなたは、 死を阻止する機能が正常に働く、まったく正常な人間なのですよ。

すごく大事なことなので、言い方を変えてもう一度言いますね。

自律神経失調症やうつ病は、あなたの命を守るコトを目的としているのです。 自律神経失調症は、症状を出すのが目的ではないのです。命を守るための一つの手段として、症状が出ているだけなのです。

あなたのようにストレスが多い生活を強いられていたら、自律神経失調症やうつ病になっても何も不思議ではありません。そこまでがんばれた、自分自身の心と体に感謝して、今は「がんばり」を抑えてみませんか。「働いたら休む」 コレは自然の摂理ですからね。ある意味、自律神経失調症やうつ病は信号と同じなのです。交通信号を無視すると、たまたま最初は事故にあわなくても、そのうち大きな事故にあいますよね。だから多くの人は交通信号を守ります。自律神経失調症 やうつ病も信号なんです。心や体の信号が赤になっているです。

あなたは赤信号の時に進みますか? それとも止まりますか?

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自律神経のメカニズム

自律神経失調症だけでなくうつ病、更にパニック障害なども、自律神経 が乱れることで、色々な不快な症状が出たりします。
単なる腰痛や肩こりさえ、自律神経失調症やうつ病で治りにくくなってしまうのです。 ですから、自律神経失調症の原因を知る前にまずは自律神経のことを知りましょう。さて「自律神経」とは何でしょう?

自律神経失調症やうつ病に関わっている自律神経って、いったい何をしてるの?

自律神経 とは、あなたが生きていく上でとても大事な神経なのです。自律神経はあなたが意識しなくとも働いてくれているのです。 たとえば手や足はあなたが意識をして動かしますよね。しかし心臓や胃腸は、あなたが動かそうと意識しなくとも動いてくれています。これは自律神経が心臓や胃腸を動かしてくれているからなのです。

ちなみに、自律神経が支配しているものは下記のものです。
心臓・腎臓・肝臓・脾臓・胆嚢・小腸・大腸・胃・十二指腸・膀胱・瞳孔・血管・立毛筋・汗腺・子宮・卵巣・嚥下・などなど、とても書ききれないほど多いのです。
簡単に言うと、あなたが意識して動かせない部分は、全て自律神経が支配していると思ってください。肺だけは、自律神経でも支配しているし、あなた自身も動かそうとして動かせる唯一のものです。

そしてその自律神経には、2種類あります。一つは交感神経といい、もうひとつは副交感神経といいます。
そのそれぞれの特徴は…

交感神経は、「労働・闘争・運動・興奮・緊張感・恐怖感・危機感」等の時に働きます。
交感神経は太陽が昇るとともに少しずつ活発になってきて、昼間がピークになり、夕方から夜にかけて段々と働かなくなってきます。
あなたが意識することなく、日々変わらず動き続けているのが自律神経です。

交感神経の働き

自律神経の一つ、交感神経は脳と体を動かすのに適した体にします。 つまり、心身ともに活動しやすくすることなのです。脳も筋肉も、働くには糖や酸素が必要になります。糖や酸素は、血液が運んでくるのです。ですから、血液をよりたくさん、より遠くへ運べるように血圧を上げたり、心臓の動きを早くしたりします。夜になって、眠たくなり始めたりするころには、交感神経は働かなくなってきます。そのため血圧も下がってきて、心臓の鼓動も遅くなってきます。自律神経失調症などで心臓が急にドキドキしてしまう人は、この交感神経の突発的な緊張で起こることが多いのです。

それと、これは覚えていて欲しいのですが「ストレスが多いと、交感神経は実によく働く」ということです。それが現代では、逆にワザワイになってしまうのですが、詳しくは後ほどお話しますね。

副交感神経の働き

一方、 副交感神経は、休む・眠る・くつろぐ・内臓が動いているとき・安心感・等リラックスの時に働いています。主な仕事は、体を修復することです。

体は見た目には動いていない時にでも、常に体内では動きがあります。そのため、修復しないといけない部分が出てくるんですが、自律神経のうちの副交感神経が働いている時にしか大きな修復はできません。

病気になったら、寝るのが一番治りが早いのはこのためです。
子供のころに読んだ童話に出てくる、「ご主人が眠ると小人達がドコからか出てきて、ご主人様の仕事のやり残し(たぶん靴を作っていたような気がする)をせっせとやっといてくれる小人達」がいましたよね。 体の中にもその小人達がいると思ってください。あなたの体をあなたの寝ている間に修復してくれるんですね。その小人の隊長が副交感神経と思ってください。
眠ると働くのが、副交感神経(小人)、逆に言うとあなたが眠らないと、小人も副交感神経も大きな働きをしてくれないのです。
自律神経失調症では、この小人の体長(副交感神経)が働かなくなってしまうことが多いのです。

副交感神経は、時間的には太陽が沈むとともに少しずつ活発(副交感神経が活発、すなわち心身はリラックスができている状態で修復に入ろうとする)になってきて、夜あなたが寝ているときに働きがピークとなります。
副交感神経は、太陽が昇るとともに、少しずつ働かなくなってきて昼間はあまり働いていません。昼間に起きて、夜に眠くなるのは、昼間は交感神経、夜はこの副交感神経のそれぞれの働きのためです。

副交感神経の働きは、血管を拡張したり、内蔵を動かしたりします。血管を拡張して、体の隅々にまで血液が送れるようにします。体のあちらこちらを修復するには、それなりに必要なものがあります。血管は、道路みたいなもので体の各部に必要な物質を運ぶ役割をしています。各部はその運ばれたものを使って、修復します。運ばれるものは、栄養素やホルモンや酸素など色々とあります。実は血液は、物質だけではなく体温も運ぶんですね。眠たくなると、手足があったかく感じるのはこのためなんですね。

眠たい ⇒ 副交感神経が働き ⇒ 手足の毛細血管の拡張が起こる ⇒ 手足の先まで体温が運ばれる。
ひどい冷え性の人が眠れなくなるのは、手足が冷たいがために、副交感神経が働きにくくなるからです。
このような方は、寝る前に手足をお湯で温めてから布団に入ると寝やすくなります。
手足を温める ⇒ 手足の毛細血管の拡張が起こる ⇒ 副交感神経が働いてくる ⇒ 眠たくなる。

お昼ごはんを食べて眠くなるのも、ごはんを食べたことで胃に食べ物が入ってきたので、副交感神経が働き、胃や腸などの内臓を動かし始めます。するとその副交感神経の働きで、ついつい、眠気を感じてしまうのです。

自律神経失調症は、この交感先生と副交感神経のバランスが崩れてしまうことで色々な症状が出てしまうことを言います。

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交感神経と副交感神経の関係

交感神経副交感神経は、シーソーのような関係なのです。どちらかが上がると、どちらかが下がります。つまり、どちらかが働くと、どちらかは働けないのです。

『心身を動かしたり、働いたりしているときには、心身の修復ができないのです。』体を修復しているときには、激しく動けないということですね。
サーキットの車を思い出してください。走っている時は交感神経。ピットインしてタイヤを替えたり、給油したり壊れている所を治したりする時が副交感神経です。

交感神経と副交感神経のグラフ車を走らせながら、タイヤを交換しているトコなんか見たことないですよね(笑)。  そう、無理なんですね。人間も同じです。
『 働きながらは休めないし、修復もできない。 』 そして、「交感神経」と「副交感神経」のどちらが優先的に働くかというと、それは交感神経のほうが優先的に働きます。

なぜかというと、「交感神経」の働く状況は覚えていますか? そう、さっき復習しましたよね。 労働・闘争・運動・興奮・緊張感・恐怖感・危機感 でしたよね。

人間も自然動物と同じように暮らしていましたので、昔は動物を取って食べたり、逆に動物の餌となってしまうことがありました。これは自然の摂理ですね。だから、動物に襲われると逃げなきゃならない。もしくは戦わないとならないわけですよね。そんなときに、『今は副交感神経が働いてるから、ちょっとまっててね、もうすぐで交感神経が働くから。そしたら戦うか逃げるかするね』なんていってる間に、動物にパクリと食べられちゃう(笑)。

危機感を感じたら、否応なく交感神経が働くようになってるんですね。そして、その危機感がストレスと思ってください。 ストレスは多すぎても少なすぎても、人体に支障をきたします。ストレスが多すぎると、いつも交感神経ばかりが働くことにより、副交感神経が働けません。つまり眠れない、疲れが取れない、病気が治りづらい等の症状が出て来てしまうんですね。

これらが自律神経失調症やうつ病の典型的な症状ですね。他にも自律神経失調症の特異なものがありますので詳しくは「自律神経失調症の症状 」をご覧下さい。

交感神経の異常緊張から自律神経失調症は始るのです。

自律神経失調症は急に起こることはありません。毎日の積み重ねで自律神経失調症やうつ病になってしまうのですね。

次は 自律神経失調症初級講座2にお進みください。

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