うつ・自律神経失調症ラボ ココロのバランス

あなたは、「人は得意な方向に転ぶ」って知ってました?

他人の世話を焼くのが得意な人は、
他人の世話の焼きすぎでトラブルになったり...
努力が得意な人は、努力をしすぎて周りが見えなくなりトラブルになったり...
行動力のある人は、ガムシャラに行動して失敗を続けることが多かったり...
思慮深い人は、考えすぎて次の行動が出なくなるときが多かったり...

勉強しようと思っても、人は自分の耳に心地よいもの聞きたがります。
読んでいて、自分のやり方を肯定してくれるような本を読みたがります。

「あ、わたしって私らしくしていていいんだ~、
この本はいいコト書いてある~。
こんな本に出会えてうれしい~」

確かにこんな時もあり、これはこれでココロが癒されるときがあります。
でも、これが行き過ぎると、実はココロがバランスを崩すことになるのです。

努力が得意な人の本棚には、努力を進める本しかありません。
努力が好きな友人ばかりがいます。
「明日やれることは明日やればいいじゃん!」
なんて本はその人の本棚にはありませんし、そんなこと言う友人も少ない。
休むコトを知らず努力ばかりしていて、
ココロもカラダも悲鳴を上げていることが多いです。
そんなときにも、「ココが踏ん張りどころだ!」と努力してしまいます。
それだけ努力できるのは立派なのですが、
これではいつか大きな病気になってしまいます。
たいていは自律神経失調症になっているときが多いです。
交感神経が過剰に働いているのです。
それとは逆に、嫌なこと先延ばしにする癖のある人の本棚には、
「明日やれるなら明日でもいいんじゃない」という本があります。笑
そのとおりにそれを続けていると、
目の前の問題をいつも見て見ない振りをしていることになります。
そんなコトを続けていれば、いずれ大きなトラブルに発展してしまいます。
この場合も自律神経失調症になったりします。
この場合は、副交感神経が過剰に働きやる気が出なかったりします。

たしかに自分らしさは必要です。
無理に親や周りから期待されている姿を演じる必要はありません。

しかし、自分の得意な方向ばかりのコトをしていくと、
不思議とそっちにコロンと転んでします。 笑

努力好きな人は、休むコトを学ぶ。
休んでばかりいる人は、動くことを学ぶ。
他人の世話ばかりしている方は、たまには他人を頼って見るコトを学ぶ。
それを自分のペースでやるのが「自分らしさ」であると思います。

「過ぎたるは、およばざるが如し」とはよく言ったものですね。
「中庸であること」の大切さも感じていただけると、人生は楽になりますよ。

ココロのバランス:記事提供
うつ・自律神経失調症の整体 健療施術院

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うつナビゲーター 鈴木直人

うつナビゲーター 鈴木直人