うつ・自律神経失調症ラボ のどの違和感とヒステリー球/口の渇き(ドライマウス)

こんにちは、自律神経ナビゲーターの鈴木です。

突然でが、あなたはのどに違和感などは覚えたことはありませんか?

自律神経失調症やうつの症状は、のどに出る場合があるんです。
のどの違和感や飲み込みづらい、また、のどに玉が引っ掛かっているような感じがするという症状があります。
またのどが乾きやすい、口が乾きやすいといった症状があります。のどや口が渇く症状を医学的にはドライマウスといいます。

のどに違和感とは、のどに魚の骨が引っ掛かっているような感覚や、何かコロコロした玉のようなものがのどにある感覚です。
これはヒステリー球とも呼ばれる症状です。
そうでもない場合もありますが、原因はだいたい同じで自律神経が乱れて交感神経の働きすぎになることです。

交感神経が緊張しすぎると、のどが狭窄する感じがあり、これは息苦しい感覚にもつながります。

のどが狭窄することで、のどの内面同士が触れ合い、何かがあるような感じがするのだと考えられます。
また、自律神経が狂うことで、のどの神経が誤作動を起こすということも考えられます。
耳鼻咽喉科に行ってのどの奥まで診てもらっても何も引っ掛かっていない場合は、自律神経失調症のために、のどの違和感という症状が出ているのだと思ってください。

次にドライマウスと言われる口やのどの渇きですが、これらは交感神経が緊張することで起こる反射ですので、原因は自律神経の乱れです。

人前で話したりする時にのどや口が渇くことも多いと思います。
また交感神経が緊張していると、唾液の分泌が減少するため、ドライマウスが気になる方も多いです。

膠原病(リウマチやエリトマトーデスなど)などの症状の一つとして、ドライマウスがありますので、膠原病の方は交感神経が働き過ぎの方が多いのですね。
(のどの渇き・ドライマウス・や口の渇きで一番有名な病気はシェーグレン症候群(シェーングレーン症候群)という病気があります)

また薬の副作用でのどの渇きや口の渇きを感じる場合もあります。特に抗うつ剤などの副作用で口が渇くことがよくあります。

ドライマウスやヒステリー球の治し方や対策は、ストレスを排除することです。
また、緊張を強いられる状況を出来るだけ作らないことです。
ストレスや緊張感は、自律神経の交感神経だけの働きを過剰にさせ、副交感神経の働きを阻害します。
そのため自律神経のバランスが乱れてドライマウスになったり、のどのいわかんがでたりする症状がでるのです。
ですから、ドライマウスやヒステリー球の治し方や対策として、仕事のペースを落としたり、いっそのこと休暇を取ってリラックスすると自然と治ってきます。
たくさん寝るだけで治る方もいらっしゃいます。(口が渇くからと言って水を飲んでも解決にはなりません)
そんな暇がないという方は、自律神経のバランスを整える整体などを受けることをお勧めします。
残念ながら自律神経のバランスが崩れている限り、ドライマウスは治りません。

余談ですが、唾液は口腔内の菌の働きを抑えています。
そのため、唾液が出にくくなると、虫歯になりやすくなります。

歯をよく磨くとともに、食事のときは唾液がたくさん出るようによく噛んで食べてください。

食後にキシリトールのガムなどを噛むといいですよ。
ガムを噛む時に唾液が出てきますので、飲み込まずに口の中で3分ぐらいゆすいでから飲み込むと虫歯予防にもなりますよ。

のどの違和感とヒステリー球/口の渇き(ドライマウス):記事提供
うつ・自律神経失調症の整体 健療施術院

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うつナビゲーター 鈴木直人

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