うつ・自律神経失調症ラボ 不眠症対策-心身ともに寝る準備をしよう

こんにちは、自律神経ナビゲーターの鈴木です。
このページは不眠症対策の応用編のページです。

自律神経失調症には不眠症はつき物です。
実は、私が自律神経失調症になった時も眠れぬ日が続きました。
自律神経失調症になると、交感神経のスイッチが簡単には切れなくなるのです。

そのために、寝床に入っても寝れるまで3~4時間かかることもよくありました。
寝たとしてもうたた寝程度で、ぐっすりと眠れない。 「おかしいな、俺はそんなに繊細だったかな?」と当時は思いましたが、今思えば繊細じゃなくてもちゃんと不眠症にはなるんですよ。笑

私の場合は働きすぎたために、自律神経失調症になり不眠症を伴うことになりました。
働く時は交換神経が働きます。
働きすぎると、交換神経のスイッチが入りっぱなしになります。
そしてそんな状態が続くと、スイッチがバカになります。
夜になってもスイッチが切れない。
そのため眠れないのです。

厳密に言うと、交換神経のスイッチが切れないわけではない。
切れるまでの時間が、人よりも多くかかるようになるということです。

普通の人は、
10.9.8.7.6.5.4.3.2.1.0
という具合にスイッチが切れるとすると、

不眠症の人は、
10.10.9.9.9.8.8.7.7.7.6.5.5.5.4.4.3.3.3.2.2.2.1.1.1.1
という具合にスイッチが切れるのですね。
秒読みが遅いですよね。笑

つまり不眠症は眠れないのではなくて、眠るまでに異常に時間がかかるだけなのです。
へたすると、眠れるまで7時間かかったりします。
そのため、眠れたかと思うと、もう朝。
当時不眠症に悩んでいた私は、色々な自律神経や睡眠の文献を読み、更に脳や神経を再度詳しく調べる事にしました。

そこから予測を立てて不眠症対策を考えました。
私が出した答えは単純なものでしたが、結構効果がありました。

単純にいうと、不眠症のメカニズムはこんな感じです。↓

働きすぎ場合、もしくはストレスにさらされ続けた場合、自律神経は交感神経のスイッチが入りっぱなしになります。あまりにもスイッチが「ON」の状態ですと、スイッチがバカになります。
そのため交換神経のスイッチは入りやすく、切るのには時間がかかるという状態になるのです。
つまり寝ようと思っても、スイッチがなかなか切れないので寝れなくなるのです。
すると、寝れないため明日のコトを考えたりして、イライラしたり、あせったりします。
それが更なるストレスになり、ますます交換神経のスイッチが入ってしまうのです。
こんな心理状態ではスイッチはもう「強」の状態です。笑

不眠症のメカニズムはこんな感じです。

私の当時取った対策は、寝る2時間前からテレビをつけない。
そして蛍光灯を消し、オレンジの電球(トイレの電球の色)で過ごすことにしました。
そのためにオレンジ色の電気スタンドを買ったのです。
理由は焚き火が出来ないから。笑

古来人間は電気がなかったときには、夜の光は炎のみ。
実は炎には癒しの効果があり、炎のあのメラメラとゆれる揺らぎはF分の1らしいですよ。
あの炎を見ているだけで、交換神経が静まるのです。
しかし私は家に囲炉裏もなければ暖炉もない。
部屋で焚き火などしたら、間違いなくアパートは火事になる。笑

そこで私はせめて火と同じ色をしたほうがいいと思い、電気の傘つきのスタンドを買ったのです。
オレンジというか茶色というか...。
寝る前に、炎に近い光の中で1~2時間を過ごすことにしました。
これがうまくいき、1ヵ月程度で、不眠症は改善されました。
改善してきたかナーと思って、もう大丈夫だと思ってテレビを見ました。

たまたまK-1をやっていたのでそれを見てると興奮しすぎて

バクバクバクッッ

ヤバッ、興奮して心臓に来た!。笑

そうです、自律神経失調症の人は刺激的な映像はご法度なのです。
特にテレビは光が直接目に入るので、それだけでも交換神経を刺激します。
そしてスイッチの壊れた交感神経は、ちょっとの刺激ですぐにスイッチが入ってしまうのです。
そのため、また眠れぬ夜になりました。笑

まぁ、原因が分かっているので、次回からは見なければいいだけですので、すぐに良くなりましたが。

不眠症のあなたにアドバイス!

寝る二時間前からテレビ・パソコンは見ないようにしましょう。
電球のスタンド(電球を使ったスタンド)を買って、その明かりのなかで、その二時間を過ごしてください。
興奮してしまうので、サスペンスなどは読まないで下さい。
アロマテラピーなどももちろんいいですよ。

ついつい、仕事のことや嫌なコトを考えてしまう人は、その気持ちから離れるために子供のころによく読んだ楽しかった漫画を読んでみて下さい。
漫画は絵が多いため、あまり頭を使わなくてすみます。
更に現実から遠のき、楽しかった子供時代に戻れます。

これは「退行」といって、リラックスできる方法の一つです。
でも「恐怖新聞」とか「魔太郎が来る」のうよなホラー物はだめです。
理由はもう分かりますよね。

これで不眠症はだいぶ改善されると思います。
あと、よく聞かれるのですが、お酒は飲んでもかまいません。
しかし少量にして下さいね。

お酒は少量ですと、リラックスできますが、多量に飲むと交換神経のスイッチが入ります。たらふく飲んで倒れるように寝ても、朝早く起きてしまったということはありませんか?
あれはお酒の量が多くて、交換神経のスイッチが入ってしまったのです。

睡眠薬や睡眠導入剤などのお薬ことに関しましては、担当のお医者様にご相談下さい。
お薬は勝手にやめたりすると、逆に副作用があるお薬もありますので、ご注意下さい。
さぁこれで、あなたも不眠症を改善できるかも!

不眠症対策-心身ともに寝る準備をしよう:記事提供
うつ・自律神経失調症の整体 健療施術院

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うつナビゲーター 鈴木直人

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